常勤から働き方を変える際のポイント

常勤から精神的な縛りが少なくライフスタイルに合わせた働き方ができる非常勤へ転職する際は何に注意すればいいのでしょうか。押さえておくべきポイントをまとめていますので転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

待遇面について

常勤は社会保険に加入することが義務づけられていますが、非常勤はそうではありません。健康保険を始め、厚生年金や雇用保険、労災保険などは加入できない場合もあります。しかし、非常勤でも週30時間以上勤務していれば職場の各種保険に加入することが可能です。社会保険への加入を考えているなら事前に週の勤務時間がどれぐらいなのかを確認しておきましょう。
中には非常勤でも常勤のようにフルタイムで働いている人もいます。フルタイムながらも非常勤なので残業はありませんし、土日もしっかりと休めます。「時間に余裕はあるけれど子どもとの時間も大事にしたいから土日はしっかり休みたい」という方は非常勤でもフルタイム、という働き方を選んでいるようです。この場合は月給制のパート、という扱いになるのである程度の収入も得ることができます。それに、パートやアルバイトで雇用契約を結んでいても入職してから6ヵ月以上経過し、全労働日の8割以上出勤している場合に有給が与えられることが法律で定められているため、しっかりと有給もつきます。
非常勤の場合、勤務時間の長さによって待遇が大きく変わってきますので各種保険の有無だけでなく収入や有給の日数について事前に確認しておくといいでしょう。

非常勤として働くことを決めたなら

まずは看護師専門の転職エージェントに相談しましょう。転職エージェントは、求人を探している看護師と人材を探している病院などの医療機関をマッチングさせる、いわゆる人材紹介会社です。医療機関が求めている人物像と求職者の希望条件が合致するように調整した上で紹介してくれるので、入職後にギャップを感じることはほとんどありません。
転職エージェントでは転職が成功につながるようにさまざまなサポートで求職者を支えています。「手厚いサポートがあるなら利用料金がそれなりにかかってしまうのではないか」と心配している方もいますが、ほとんどの転職エージェントは無料で利用できます。転職エージェントは人材を募集している医療機関からの成功報酬で運営しています。求職者が料金を払うことはありません。採用される人数が多いほど得られる報酬も多くなるため、転職エージェントでは内定が得られるように履歴書の作成サポートや面接対策、雇用条件の交渉など手厚くサポートしているのです。
転職エージェントと一口にいっても、対応しているエリアや強みなどは個々に違います。利用する場合は1社だけでなく2～3社のエージェントに登録することをおすすめします。登録すると求職者1人ひとりにコンサルタントがついて転職活動をサポートしてくれますが、複数のエージェントに登録することでコンサルタントからのアドバイスもより多くもらうことができます。転職が成功する確率もさらに高まるでしょう。

非常勤看護師に転職する際に注意すべきポイント