非常勤は掛け持ちも可能

働く時間を柔軟に調整できる「非常勤看護師」の魅力を紹介

意外とアリ!非常勤看護師

掛け持ちする場合のコツ

掛け持ちする場合のコツ

非常勤は常勤に比べて勤務時間が短く残業もほとんどないため、複数の職場を掛け持ちするケースも少なくありません。掛け持ちすることにより1ヵ所で働くよりも多くの収入を得ることができますが、勤務日数などを調整しなければただ負担が増えるだけです。

休日をきちんと確保する

掛け持ちをする場合に注意したいのが休日をきちんと確保できるように環境を整えることです。例えば2つの職場を掛け持ちしているとしましょう。どちらの職場も勤務日を週3~4日で設定してしまうと休みがなくなってしまいます。どちらかは週1~2日の勤務にして休日を設けるようにしてください。しっかり休むことで体力も回復でき、掛け持ちでも長続きします。
ただし、日数が少ないと職場から「もう少し勤務日を増やすことはできないのか」といわれることがあります。熱心に説得されると情に流されて「1日くらいなら」と日数を増やしてしまう方もいますが、掛け持ちの場合は1日でも増えると体に大きな負担がかかります。「○曜日と△曜日しか勤務できません」とはっきりと職場に伝えておきましょう。安易に日数を増やさないことが掛け持ちを長く続ける秘訣です。また、勤務日数を配慮してもらうためにもシフトを管理している上司や管理職には掛け持ちしていることを前もって伝えておくことも大切です。

興味が持てる職場を選ぶ

掛け持ちでも長く働き続けたいなら自分の興味が持てる職場を探しましょう。嫌な仕事が多い職場や我慢を強いられる職場では意欲が下がってしまうためそのうち辞めてしまう可能性があります。自分のやりたい看護ができる職場、やってみたい仕事ができる職場を選ぶといいでしょう。

同時に始めないこと

2つの職場を掛け持ちする場合、同時に働き始めるのではなく時間差で掛け持ちをスタートするようにしてください。なぜなら、同時にスタートすると覚えることが多くて混乱してしまうからです。1つ目の職場で3ヵ月くらい働いて慣れてから、2つ目の職場で仕事を始めるといいでしょう。

職場の距離

掛け持ちをするなら距離が近いほうがいいと思いがちですが、むしろ職場同士の距離がなるべく離れることを意識するようにしてください。なぜなら、距離が近いと掛け持ち先で患者さんや職場の同僚と遭遇してしまうことがあるからです。気まずい思いをしたくないなら同じ地域ではなく離れた場所で掛け持ちするといいでしょう。

メインの職場を決めておく

社会保険などの各種手当に加入することを考えているなら勤務日数が多いメインの職場を1つ決めておきましょう。非常勤でも社会保険に加入することは可能ですが、「1ヵ月の所定労働日数が15日以上」「1週間の所定労働時間が30時間以上」といった条件をクリアしなければなりません。メインの職場で週3~4日働き、もうひとつの職場で週1~2日働くように調整するといいでしょう。